レンズラインナップ / 望遠編  

 



フルサイズ用は大三元、小三元、超望遠ズームの三本立て。
APS-C用は小型ズームと単焦点がある。
600mm以上やレンズ内手ブレ補正を求めると選択肢がほぼ無くなってしまうが
ある程度の範囲でシステムを組むには問題ないラインナップ。
強いていえば純正のフルサイズ用70-300が欲しいところ。

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焦点距離300mm未満の望遠レンズ

35mm判換算300mm未満に相当するAPS-C用望遠レンズを含む。
デジタル対応製品のみ、高倍率ズームを除く。


・フルサイズ対応

  HD PENTAX-D FA★70-200mm F2.8 ED DC AW

  Irix 150mm F2.8 Dragonfly  MF 

  ZHONG YI OPITCS APO 200mm F4 MACRO 1X  MF   MACRO 


・APS-C

  (HD PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 ED AW)  MACRO 

  (Irix 150mm F2.8 Dragonfly)  MF 

  (LAOWA 100mm F2.8 2X Ultra Macro APO)  MF   MACRO 

  (LAOWA 105mm F2 BOKEH DREAMER)  MF 

  (SAMYANG 135mm F2.0 ED UMC)  MF 


・フルサイズ対応(生産完了)

  HD PENTAX-D FA 70-210mm F4 ED SDM WR

  SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG HSM
  SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM

  TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO (Model A001)


・APS-C(生産完了)

  (smc PENTAX-D FA MACRO 100mm F2.8 WR)  MACRO 

  smc PENTAX-DA★50-135mm F2.8 ED[IF]SDM

  (COSINA Carl Zeiss Makro Planar T*2/100 ZK)  MF 

  SIGMA 50-150 F2.8 Ⅱ APO EX DC HSM


純正の現行品は大口径のDFA★70-200のみ。大柄ながら新世代スターレンズの筆頭として性能的には申し分なく、フルサイズ用大三元レンズの中で唯一OEMではない点にも注目。一応DFA100MACROもAPS-Cで150mm相当のレンズになるが、用途的には中望遠の枠を出ない感覚。

よりコンパクトな選択肢としてAPS-C用のDA★50-135やDFA70-210もラインナップされていたが、どちらも2020年代に生産完了となった。後継モデル開発の噂もあったが、公式経由の情報は音沙汰がなくなって久しい。初期のDA★シリーズは小型の超音波モーターを搭載していることが特徴のひとつだが、このモーターが摩耗に弱く中古製品の信頼性が低いため新品で入手できなくなったのは痛手。

サードパーティーは70-200mmクラスの大口径望遠が販売されていた。SIGMAは超音波モーターやレンズ内手ぶれ補正の選択肢がある一方、TAMRONはボディ内モーター駆動のみとなる。MF専用だが、Irixの150/2.8や中一光学の200/4マクロはPENTAX用としては貴重な望遠マクロの選択肢。


 光学性能重視:DFA★70-200

 約1kg以内で性能重視:DFA70-210、DA★50-135

 最大撮影倍率で選ぶ:Irix150、ZHONG YI 200、DFA70-210、TAMRON A001

 機動性重視:DA★50-135

 

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焦点距離300mm以上の望遠レンズ

35mm判換算300mm以上に相当するAPS-C用レンズを含む。
デジタル対応製品のみ、高倍率ズームを除く。


・フルサイズ対応

  HD PENTAX-D FA 150-450mm F4.5-5.6 ED DC AW

  ( smc PENTAX-DA★300mm F4 ED[IF]SDM )


・APS-C

  HD PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM WR RE

  smc PENTAX-DA★300mm F4 ED[IF]SDM

  (ZHONG YI OPITCS APO 200mm F4 MACRO 1X)


・フルサイズ対応(生産完了)

 ( smc PENTAX-DA★200mm F2.8 ED[IF]SDM )

 ( HD PENTAX-DA 560mm F5.6 ED AW )

  SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
  
SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
  
SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG OS

  SIGMA APO 100-300mm F4 EX DG

  SIGMA APO 135-400mm F4.5-5.6 DG
  SIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG HSM
  SIGMA APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM

  SIGMA APO 170-500mm F5-6.3 DG
  SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG HSM
  SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM

  SIGMA APO 50-500mm F4-6.3 EX DG HSM
  SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM

  SIGMA APO 300mm F2.8 EX DG

  SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG

  SIGMA APO 800mm F5.6 EX DG

  TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2 (Model A17)


・APS-C(生産完了)

  smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED
  smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6 ED WR

  smc PENTAX-DA★60-250mm F4 ED[IF]SDM

 ( HD PENTAX-D FA 70-210mm F4 ED SDM WR )

  smc PENTAX-DA★200mm F2.8 ED[IF]SDM

  SIGMA APO 50-150mm F2.8 II EX DC HSM

  SIGMA 55-200mm F4-5.6 DC
  SIGMA 50-200mm F4-5.6 DC OS HSM

  smc PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED
  HD PENTAX-DA 55-300mm F4-5.8 ED WR

  HD PENTAX-DA 560mm F5.6 DC AW


現行品では軽量コンパクトでAF速度に定評のあるDA55-300PLM、公式にフルサイズに対応し解像力に優れたDA300、現状最も設計が新しいDFA150-450がラインナップされている。

DFAスターレンズがないが、DFA150-450については「F値が規定に満たないだけで画質はスターレンズに劣らない品質で、望遠端も他社のF5.6より明るめ」という主旨の公式発言があった。

APS-C用として以前はDA★200やFF換算380mm相当に届くDA★60-250がラインナップされていたが、2022年に生産完了。DA★200はコンパクトな望遠単焦点で、APS-C用だが公認でフルサイズのイメージサークルに対応。ボディ側のレンズ補正機能を使うことができる。

また、デジタル対応の純正レンズではDA560がFF換算850mm相当の超望遠を担っていたが、こちらも2021年に販売が終了した。生産完了製品はフィルム時代のFAシリーズまで含めるとFA600/4、FA250-600/5.6、FA300/2.8、FA400/5.6などもラインナップされていた。

サードパーティーとしてはSIGMAの製品が多く出ていた。純正でデジタルフルサイズ用が出ていない70-300クラスの小型望遠レンズがあるのは注目すべき点。いずれも2010年頃までの製品となるので高画素を想定したものは少なく、画質を重視するなら玉数は少ないがSIGMAの100-300や単焦点が選択肢となる。500mm超かつKマウント用のデジタル対応製品としてAPO500/4.5は最も明るいレンズで、APO800/5.6は最も焦点距離が長い。

SIGMAのOS/レンズ内手ぶれ補正はPENTAX版だと省略される(厳密には手ぶれ補正機構を固定化するらしい)ものも多いが、一部製品のOS機能はPENTAXボディでも使用可能。ただしボディ側の手ぶれ補正はオフにする必要がある。なお120-400、150-500、50-500の未対応品はK-1/K-1IIに装着するとマウント上部に擦りキズが発生してしまう問題がある。


 光学性能重視:DFA150-450、DA560、DA★300

 1.5kg以内で性能重視:DA★300DA★200、DA★60-250、SIGMA100-300

 1kg未満で性能重視:DA★200、DA55-300PLM、HD DA55-300、SIGMA APO70-300

 最大撮影倍率で選ぶ:SIGMA APO70-300、TAMRON A17、DA55-300PLM

 レンズ内手ブレ補正で選ぶ:SIGMA APO50-500OS、SIGMA APO70-300OS

 AF速度重視:DA55-300PLM

 携帯性重視:DA55-300PLMDA50-200WR


コスパを含めた総合力では55-300PLMがずば抜けていることが表からも分かる。フルサイズ非対応、スターレンズほど解像力が高くない、F値が暗いとちらほら短所もあるが、価格・重量的な気軽さの割に描写性能は平均以上。最も売れたレンズの看板は伊達ではない。


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テレコンバーター

AF可能なテレコンバーターは純正のHD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER X1.4 AW、SIGMAの「APO TELE CONVERTER 1.4× EX DG」「APO TELE CONVERTER 2× EX DG」、kenkoの「Pz-AF 1.5X TELEPLUS SHQ」「MC4 DG」「MC7 DG」など。純正テレコンは一部装着ができないものを除くほぼ全ての純正レンズに、SIGMAのテレコンはHSM非搭載の一部レンズに対応している。kenkoについては情報が少ないが、DA18-135などのレンズと特定のボディとの組み合わせでは正常に動作しないものもある模様。

300mm以上の焦点距離で純正テレコン装着時に画質の劣化をほぼ気にせず使用できるのはDA★300、DFA150-450のふたつ。(作例を見ただけだが、おそらくDA560もテレコンの使用に適している)

AFの安定性まで考慮すると開放F値が5.6となるDA★300が最もテレコン運用に適しているが、明るい場所であれば開放F8となる望遠ズームとの組み合わせでも概ね問題なく合焦する。例としてK-3 Mark III + テレコン + DFA150-450の組み合わせでAPS-C 2573万画素、FF換算960mm相当が現行製品で組める最長の望遠システムとなる(DA560の場合FF換算1200mm相当)。

テレコン自体がコンパクトなのでDA55-300PLMとの組み合わせも気になるところだが、300mmからのクロップ vs テレコンを装着しての460mmではほとんど画質的に変わらない結果となった。F値の暗さにともなうSS低下やISO感度増加を考えると素直にマスターレンズ単体で使った方がメリットが多いが、用途によっては使えるかもしれない。

純正のAFテレコンはAPS-C用なので、フルサイズで使用すると基本的にケラレる。

やや変化球的なテレコンとして「F AFアダプター 1.7X」も純正品としてラインナップされていた。もともとはMFレンズを半AF化するためのアダプターで、BORGシリーズ(トミーテック社)の天体望遠鏡をAF超望遠レンズ化する運用方法が知られている。このアダプターのAF機能は限定的で、MFでおおまかに合わせたあとの追い込みをAF化できるというものになる。一応AF対応のKマウントレンズにも使用できるが、その場合も半AFとなる。