smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL II
K200Dと同時期に発売された、DAシリーズキットレンズのII型。
タムロンの高倍率ズームとの違いが気になってフジヤカメラで中古品を購入した。
機能的にも画質的にも入門クラスだが、コンパクトで寄れるので普段使い適性が高い。
| 長所 | 短所 |
| 軽量コンパクト 接写に強い クイックシフトフォーカス対応 | エントリークラスの画質 |
| おすすめの用途 旅行 / ツーリング / スナップ / テーブルフォト | |
画質
当時格安となっていた中古個体を購入した。状態はB品ぐらい。
以下の評価はクモリによるコントラストの低下、若干の方ボケを差し引いたもの。
開放からある程度シャープでコントラストも及第点だが、上位グレードのレンズと比較すると解像感や周辺描写の甘さがある。 スマホで鑑賞する分にはあまり分からないが、ある程度大きな画面で鑑賞するならシャープネスやコントラストを少し弄りたくなる程度。F8〜11まで絞ると周辺まで安定した描写となり遠景でも対応可能。F16以上では回折により甘くなる。
倍率色収差が広角端の周辺部で若干見られ、望遠側へズームしていくと少なくなる。
II型で追加されたEDレンズが功を奏してか、軸上色収差らしい色滲みはほとんど見られない。
手持ち個体の逆光耐性はあまり高くないが、他所の作例と比較するにクモリの影響が多少あるものと思われる。
ほとんどK200D(1000万画素)のみで使用していたので、2000万台が標準となる最近のAPS-C機ではもう少し見方が厳しくなるかもしれない。
運用
初心者向けで扱いやすく分かりやすい標準ズームレンズ。
スマートフォンのレンズを例にするなら、ノーマルレンズに近いFF換算28mmから望遠レンズより少し長めのFF換算85mm相当までをカバーしている。この手のズームレンズは50-200(FF換算75-300相当)のような望遠専用レンズとのセットで「ダブルズームキット」として販売されることが多い。
ダブルズームキットはレンズ交換式カメラの遊び方をユーザーに根付かせる意図で安価かつ軽量、描写力はほどほどに抑えられているものが多い。そのため描写力や汎用性を重視するならレンズのグレードアップを、と言いたいところだが、キットズームは散歩用レンズとしてたまに使いたくなるものでもある。
最短撮影距離0.25m、最大撮影倍率0.34倍でPENTAXの標準ズームの中では最も寄れる。
植物や昆虫を被写体に含めるならピントが合わなくて苦労する場面は少ないだろう。
小動物相手だとAF音が大きいのが難点。
備考
2024年4月売却。防湿庫が手狭になったため。
比較
HD PENTAX-DA 18-50mm F4-5.6 DC WR RE
DAシリーズの入門標準ズームの歴史は大体こんな感じ。(プラマウント版省略)
① DA18-55 AL
② DA18-55 AL II ◀EDレンズ・クイックシフトフォーカス採用
③ DA18-55 AL WR ◀防滴機構採用
④ DA18-50 DC WR RE ◀完全新規設計・内蔵モーター・沈胴機構採用、HD版あり
この中で所有したのは第二世代の18-55IIと第四世代にあたる18-50REのHD版。
正確には後者の18-50は派生というか、18-55AL WRと立ち位置が被るのもあってかディスコンに。
18-55のII型は構成枚数を減らしつつ異常低分散ガラスを採用しているので、I型より画質が良い模様。
QFSも備えており中古価格も非常に安価なので、この中でI型を選ぶ理由は少ない。
18-55の最新型も中古は安価なので、①〜③で選ぶなら18-55WRがオススメとなる。
他に単体購入する理由があるレンズとして挙げられるのが18-50WR RE。
特筆すべき薄さと静粛性に加え、新型コーティング+使い勝手の良いフードを備えるHD版がオススメ。
18-50を選ぶにあたっては、沈胴操作のひと手間とMF動作の煩わしさを許容できるかが鍵。
smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF]DC WR
ズーム倍率、円形絞り、AFの速度と静粛性など、サイズと最短撮影距離以外はほぼ上位互換。
18-55WRでなく18-55IIとの比較なら防滴仕様もプラス要素。
同じ焦点距離同士の画質については18-135の方が優れている気もするが、手持ちの18-55の光学系の状態があまり良くないのでフェアな比較が出来ていない。
PENTAXのAPS-C標準ズームで迷ったらDA18-135かDA16-85。
TAMRON AF18-200 F3.5-6.3 XR DiII (Model A14)
冒頭に書いた通り、初一眼レフとして購入したK200Dとセットで入手。
DA18-55の方が破綻のない画作りだが、A14も10倍超のズームレンジを踏まえると納得のいく範囲。
実際、レンズ1本でツーリングに出かける際はほとんどA14を使っていた。
ボケの綺麗さ、色乗りの良さ、絞ったときの周辺画質などはDA18-55。
A14は玉ねぎボケと口径食が強く、周辺部に細かい玉ボケがあるとぐるぐるした描写を見せることもあった。
後継のA18やB008がOEMとしてPENTAXから出ているので、高倍率ズームを求めるならそちらを検討したい。












