Peak Design EVERYDAY SLING V2 6L

Peak Designが日常使いを想定して作ったカメラ用スリングバッグの2世代目。
速写性と収納力のバランスがよく、応用の効く高い完成度。


特徴

◎ 開口部が大きく蓋もないので出し入れが簡単
◎ 外側にキャプチャーや三脚を取り付け可能
◎ メッセンジャーバッグ方式でベルト長を調整可能
◯ 型くずれしないセミハード型
◯ 気の利いた小物収納スペース
◯ K-1IIと小型の標準ズームがちょうど収まるサイズ感
△ 外側の薄型ポケットがややアクセスしづらい


構造

 ・メインコンパートメント
  ├ 小物ポケット(大) ×1
  │ └ 小物ポケット(小) ×3
  ├ 小物ポケット(中) ×2
  └ A5サイズ収納スペース
 ・キャプチャー取付用ベルト
 ・三脚取付用ループ

メインコンパートメントはジッパー方式で、開口部が本体半周近くを占めておりマチも広い。一眼レフでもAPS-Cクラスの大きさなら簡単に取り出せる。フルサイズ一眼レフもボディとレンズによっては十分収納可能。仕切りが折り紙のように展開して上下仕分け板も兼ねられるのがポイント。

小物ポケットは主に3種類。フタ裏の細長いポケットには筆記具やレンズペンを収納可能で、さらにその中の小物ポケットはSDカードやバッテリーにちょうどいい。カメラ収納部の両脇にも巾着状のポケットがふたつついており、バッテリーや小さめのレンズキャップを収納できる。

外側も拡張性が豊富。両脇にキャプチャーを2個まで取付可能。格好とバランスを気にしなければサブカメラや三脚座つきの望遠レンズを吊るすこともできる。そこまで機材を持たない場合でも、ちょっとしたお土産を買って荷物が増えた場合にカメラを外に吊るせる手段があるのは便利。下部の三脚固定スペースには折り畳み傘を括り付ける手も。

メインコンパートメントの身体側には仕切り板があり、A5程度までの薄型のものを挟み込んで収納できる。旅先のパンフレットや本屋の買い物などを綺麗に運べる点も良い。外側にも薄型のサブポケットがありスマホやモバイルバッテリーを収納できる。マチいっぱいのカメラが入っていると開け閉めがしづらくなる。


使用感

箱型のカメラバッグとメッセンジャーバッグを組み合わせたような使い心地で、全体的な造りもよく出来ている。街歩きに違和感のないシンプルなデザインも高ポイント。

外付けの拡張性で容量の対応幅がかなり広く、ボディ1台+レンズ1〜2本の日帰り撮影なら大体対応できる。その気になればキャプチャー併用でボディ×3 + レンズ×4ぐらいまでいけると思うが、スリングバッグなので流石に肩が痛くなる。肩ベルトはこれもよい造りで、長さ調節が片手でも用意でバックパック並のクッションを備えている。


総評

機能性も十二分で、典型的なカメラバッグとは違った雰囲気でカメラを持ち歩ける手段としてオススメかつ定番品。

とはいえマチが広く実用重視のバッグではあるので、厚ぼったさが気になる人もいるかもしれない。
カメラバッグ感を最低限にしたいなら6Lより3Lの方がベター。
一応APS-C機とフード逆付けのDA16-85が収まるぐらいの収納力がある。

他に街歩き重視でカメラバッグを選ぶならトートバッグとインナーバッグの組み合わせもひとつの手。
個人的にはトートバッグがあまり合わないのと、サイクリングとの相性の良さからエブリデイスリングがメインとなった。


備考

2024年12月に売却。
Limitedなら同シリーズの3L、超望遠なら10Lという使い分けで6Lの出番がなくなっていたため。
3Lは一眼レフ用としてはややキツめなので、バッグ1個で運用するなら6L or 10Lがいいと思う。


収納例

K-1 Mark II + DFA28-105 / DA55-300PLM → ◯
フード順付け(左・中央)でも開閉は可能だが、逆付け(右)の方がスムーズ。
K-1はボディの高さがあるのでマチの余裕はあまりない。


K-3 Mark III + DA16-85 / DA55-300PLM → ◯
フード順付け(左・中央)だとぎりぎり開閉不可。逆付け(右)であれば問題ない。
DA16-85よりフードが大きいレンズは出し入れの際に引っかかりやすい。


K-3 Mark III + DA16-85 / DA55-300PLM / FA31  → ◯
仕切り板の横板を展開するとサブレンズを二段重ねで収納可能。
FA31に加え、フード逆付けのDA55-300もなんとか収まる。Limited2本なら余裕。
このレイアウトはFA31を下にした方が仕切り板の位置を下げられるので
横からのレンズの落下対策にいいかもしれない。要工夫。


K-3 Mark III + DA16-85 → ◎
仕切り板を外側に折り返してメイン気室をいっぱいに使う場合。
K-1II + DFA28-105なども同じ感覚で収納できる。


DFA150-450 → ◯
現行最大級のサイズとなる超望遠レンズも、フード逆付けで単体ならギリギリ収まる。
Captureで側面にボディの取り付けが可能。ショルダーバッグとしては流石に重い。
このクラスのレンズがメインなら10Lを選ぶのが無難ではある。